多汗症 腋臭(わきが)治療方法
多汗症対策を意識しすぎるあまり、水分を控えてはいけません。
汗はなぜ出るのかというと、
体温が高くなることを防ぐために汗を出して体温を下げるという、
身体の温度調整をするために身体に備わった自然な機能でしょう。
たとえ、水分を控えたとしても体温を下げる必要があるときには、汗をかきます。
また、身体にとって不要な水分は、汗ではなく尿として排泄されます。
身体の水分量が不足すると脱水症状を起こしやすくなり、
脱水状態が続くと便秘になりやすくなります。
便秘の状態が長く続くと、腸内で細菌によって作られた、
インドール、スカトール、アンモニアなどの臭い物質が便として排泄されにくくなり、
臭い物質の腸内濃度が高くなります。
臭い物質の一部は腸管から吸収され、肝臓で尿素に合成されない部分は、
呼気や汗腺から分泌されるため汗(あせ)の臭いが強くなることがあるのです。
多汗症対策を意識し過ぎて、汗をかきたくないからと水分をとらずにいると、逆に汗の臭いの根本理由になる可能性もあるのです。
また、脱水症状は非常に危険でしょうので、多汗(あせ)症対策を意識しすぎるあまり、水分を控えないようにしましょう。
それから、多汗症の治療方法・改善法として、手術をすることもあります。
手術で行う治療のひとつとして、手のひらの発汗を作用する交感神経の働きを抑えるために、胸腔鏡下交換神経切除術といわれる手術があるのです。
胸腔鏡下交換神経切除術は、全身麻酔の上て、わきの下の皮膚を2ミリくらい切って、小さなカメラを挿入し、手のひらの汗の量を促す交感神経を切除する手術になります。
小さな穴を数箇所開けるだけなので、傷口も小さく目立たず、手術時間も1時間前後と短くてすむため、治療する患者への負担は少なくてすみます。
多汗症に対する効果は、手術後にすぐに現れるようです。
同じように、足の裏の汗を止める手術には、腰椎の交感神経を切除するという手術方法・改善法もあります。
多汗症の手術による治療については、内容をよく医師と話し合って、
十分理解した上で判断し、行う必要があります。
またお金をなるべくかけずに、
自宅で多汗症を克服したい方は、
下記のサイトをご覧になって下さい。